“言訳”のいろいろな読み方と例文
旧字:言譯
読み方割合
いいわけ70.0%
いひわけ23.3%
いいわ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人は細いつえ言訳いいわけほどに身をもたせて、護謨ゴムびき靴の右の爪先つまさきを、たてに地に突いて、左足一本で細長いからだの中心をささえている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
やが父親てゝおやむかひにござつた、因果いんぐわあきらめて、べつ不足ふそくはいはなんだが、何分なにぶん小児こどもむすめはなれようといはぬので、医者いしやさひはひ言訳いひわけかた/″\親兄おやあにこゝろもなだめるため
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
十人が十人(悪いこととは知りながら)と言訳いいわけを吾れと吾が心に試みながら、そっと他人の秘密を盗みぎきするものなのである。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)