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髪
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げ
ふりがな文庫
“
髪
(
げ
)” の例文
旧字:
髮
神経性の
痙攣
(
けいれん
)
が下唇の端をぴくぴくと引っ
攣
(
つ
)
らせ、くしゃくしゃになった
縮
(
ちぢ
)
れ
髪
(
げ
)
が、まるで
鬣
(
たてがみ
)
のように
額
(
ひたい
)
に垂れかかっている。
紅い花
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
由子は、流石に、一寸顔を
赭
(
あから
)
めて、横を向いた。その赤らんだ
耳朶
(
みみたぶ
)
にかかった二三本の遅れ
髪
(
げ
)
がかすかにふるえていた。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
また
一人
(
ひとり
)
の
娘
(
むすめ
)
のまくらもとには、いいオルガンがありました。そうして、もう
一人
(
ひとり
)
のちぢれ
髪
(
げ
)
の
娘
(
むすめ
)
のまくらもとには、
赤
(
あか
)
いとこなつ
草
(
そう
)
がありました。
夕焼け物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼は浅黒い額や縮れ
髪
(
げ
)
に対する昨日の自分の憎念を思い出して、たとえ昨日あの烈しい憎悪と忿怒の最中でも、自分にはとても人間は射てなかったろうと思った。
決闘
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
又随分チョン髷も有りますが此髪の癖を御覧なさい揺れて居る癖を、代言人や壮士の様な
散
(
ちら
)
し
髪
(
げ
)
では無論、此癖は附かず、チョン髷でも同じ事、唯だ此癖の附くのは支那人に限ります
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
▼ もっと見る
嵐が戸外に吹き
荒
(
すさ
)
んで物凄い晩であった。赤目のちぢれ
髪
(
げ
)
の跛がしんとした真夜中頃、扉を細目に開けて、広間を覗くと、冷かな風が隙間を漏れて来る。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「挑戦?」とラエーフスキイは、動物学者に近寄って、憎悪の眸をその浅黒い額や縮れ
髪
(
げ
)
に注ぎながら、小声でいった、「挑戦? よろしい。僕は君を憎む! 憎む!」
決闘
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ある
日
(
ひ
)
のこと、ちぢれ
髪
(
げ
)
の
少女
(
おとめ
)
は、
友
(
とも
)
だちにあってみますと、
一人
(
ひとり
)
は、
美
(
うつく
)
しいくしと
指輪
(
ゆびわ
)
を
持
(
も
)
っているし、
一人
(
ひとり
)
は、いい
音色
(
ねいろ
)
のするオルガンを
持
(
も
)
っていますので、なんとなく
夕焼け物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“髪”の意味
《名詞》
(かみ)かみ、頭部を覆う体毛。
(出典:Wiktionary)
“髪(
頭髪
)”の解説
頭髪(とうはつ)は、ヒトの頭部に生える毛である。毛髪(もうはつ)、髪の毛(かみのけ)、また単に髪(かみ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
髪
常用漢字
中学
部首:⾽
14画
“髪”を含む語句
頭髪
結髪
白髪
垂髪
黒髪
毛髪
束髪
髪毛
鬢髪
髪結
下髪
理髪店
御髪
散髪
理髪師
理髪床
剃髪
髪結床
額髪
前髪
...