トップ
>
頃者
>
このごろ
ふりがな文庫
“
頃者
(
このごろ
)” の例文
然るに
頃者
(
このごろ
)
米国の宣教師某を訪ひたる時、其卓上に日常の
誡
(
いまし
)
めを記せるを見る。其中に言へる事あり、病ある人を友として親しむ可からずと。
漫言一則
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
朕
黎元
(
れいぐわん
)
を
撫育
(
むいく
)
する
事
(
こと
)
梢
(
やや
)
に
年歳
(
とし
)
を経たり。
風化
(
ふうくわ
)
尚
(
なほ
)
壅
(
よう
)
して、
囹圄
(
れいご
)
未
(
いま
)
だ
空
(
むな
)
しからず。
通旦
(
よもすがら
)
寝
(
しん
)
を忘れて
憂労
(
いうらう
)
茲
(
ここ
)
に
在
(
あ
)
り。
頃者
(
このごろ
)
天
(
てん
)
頻
(
しきり
)
に
異
(
い
)
を
見
(
あら
)
はし、地
数
(
しばしば
)
震動す。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
頃者
(
このごろ
)
世に行はれて居る言葉に奮鬪と云ふ言葉があつて、努力と稍や近似の意味を表はして居るが、これは假想の敵がある樣な場合に適當するもので、努力は我が敵の有無に拘らず
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
頃者
(
このごろ
)
年穀
(
ねんこく
)
豊かならず、
疫癘
(
やくらい
)
頻
(
しき
)
りに至り、
慙懼
(
ざんく
)
交
(
こもごも
)
集りて、
唯
(
ひとり
)
労
(
らう
)
して
己
(
おのれ
)
を罪す。
是
(
これ
)
を以て広く
蒼生
(
さうせい
)
の
為
(
ため
)
に
遍
(
あまね
)
く
景福
(
けいふく
)
を求む。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
頃者
(
このごろ
)
、我劇(別して菊五郎一派)が新らしき趣向を
凝
(
こ
)
らして客を引かんことに切なるは、元より其の当なり。
劇詩の前途如何
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
▼ もっと見る
頃者
(
このごろ
)
我文学界は侠勇を好愛する戯曲的詩人の起るありて、世は双手を挙げて歓迎すなる趣きあり、侠勇を
謳
(
うた
)
ふの時代、未だ過ぎ去らざるか、
抑
(
そもそ
)
も他の理想未だ
渾沌
(
こんとん
)
たる創造前にありて
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
頃
常用漢字
中学
部首:⾴
11画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“頃”で始まる語句
頃
頃日
頃合
頃刻
頃之
頃来
頃日来
頃中
頃年
頃流行