トップ
>
『漫言一則』
ふりがな文庫
『
漫言一則
(
まんげんいっそく
)
』
われかつて徒然草を読みける時、撰みて持つべき友の中に病ひある人を数へたり。いかにも奥ゆかしき悟りきつたる言葉と思ひて友にも語りける事ありけり。然るに頃者米国の宣教師某を訪ひたる時、其卓上に日常の誡めを記せるを見る。其中に言へる事あり、病ある …
著者
北村透谷
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「函東會報告誌 二三號」小田原・函東會、1892(明治25)年4月19日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
佇立
(
ちよりつ
)
曾
(
か
)
稍
(
やゝ
)
兎
(
と
)
覚束
(
おぼつか
)
誡
(
いまし
)
貪
(
むさぼ
)
頃者
(
このごろ
)
魂魄
(
こんぱく
)