頂上ちやうじやう)” の例文
しかしながら今日こんにち金解禁きんかいきんによつて爲替相場かはせさいばすで頂上ちやうじやうまで騰貴とうきをしたのであるから、爲替相場かはせさうばあがため經濟界けいざいかい不景氣ふけいきすで過去くわこ事實じじつになつたとてよろしいのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
權山ごんざんといふたうげは、ひくいながらも、老人らうじんにはだいぶあへいでさねばならなかつた。たうげ頂上ちやうじやうからは、多田院ただのゐん開帳かいちやう太鼓たいこおときこえて、大幟おほのぼり松並木まつなみきおくに、しろうへはうだけせてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
が、頂上ちやうじやうからとんには、二人ふたりとも五躰ごたい微塵みじんだ。五躰ごたい微塵みぢんぢや、かほられん、なんにもらない。うすりや、なにすくふんだか、すくはれるんだか、……なにふんだか、はゝはゝ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
(一)瓢箪山ひようたんやま頂上ちやうじやうかつ古墳こふんりしこと承認しようにんす。