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鉋屑
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かんなくづ
ふりがな文庫
“
鉋屑
(
かんなくづ
)” の例文
鉋屑
(
かんなくづ
)
が
溜
(
たま
)
ればそれを
目籠
(
めかご
)
に押し込んで外へ捨てに行つたり、職工達が墨を
曳
(
ひ
)
いた大小の木材を
鋸切
(
のこぎ
)
り
場
(
ば
)
へ持つて行つて、
挽
(
ひ
)
いて貰つたり、昼飯時が来ると
ある職工の手記
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
何でも之は出来ない相談をして
足留
(
あしどめ
)
の
工風
(
くふう
)
をするに
如
(
し
)
かずとお考へ遊ばして、無暗に呉れるが道楽の若殿だから一つ無心をしてやらうと思召し、今更に
長良
(
ながら
)
の橋の
鉋屑
(
かんなくづ
)
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
私も
一寸々々
(
ちよいちよい
)
一緒に行かぬではなかつたが、怎してか大抵一人先に帰つて来るので、父の仕事場にしてある店先の板間に、竹屑やら
鉋屑
(
かんなくづ
)
の中に
腹匍
(
はらばひ
)
になつては、汗を流しながら読本を
復習
(
さらつ
)
たり
二筋の血
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
……
其
(
そ
)
の
気
(
き
)
で
城趾
(
しろあと
)
に
根
(
ね
)
を
生
(
はや
)
いて、
天守
(
てんしゆ
)
と
根較
(
こんくら
)
べを
遣
(
や
)
らうなら、
御身
(
おみ
)
は
蘆
(
あし
)
の
中
(
なか
)
の
鉋屑
(
かんなくづ
)
、
蛙
(
かへる
)
の
干物
(
ひもの
)
と
成果
(
なりは
)
てやうぞ……
此
(
この
)
老爺
(
ぢい
)
はなか/\
術
(
て
)
がある!
蝙蝠
(
かはほり
)
を
刻
(
きざ
)
んで
飛
(
と
)
ばせ、
魚
(
うを
)
を
彫
(
ほ
)
つて
泳
(
およ
)
がせる
代
(
かはり
)
には
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
鉋
漢検1級
部首:⾦
13画
屑
漢検準1級
部首:⼫
10画
“鉋”で始まる語句
鉋
鉋太郎
鉋丁
鉋台
鉋板
鉋目
鉋迄
鉋音
鉋飴