“足留”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あしど50.0%
あしどめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神様かみさまのおちからでどうぞその足留あしどめをしてくださいますよう……。実際じっさいのところわたくしはあれになれるとはなはこまりますので……。
足留あしど稲荷いなり
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
何でも之は出来ない相談をして足留あしどめ工風くふうをするにかずとお考へ遊ばして、無暗に呉れるが道楽の若殿だから一つ無心をしてやらうと思召し、今更に長良ながらの橋の鉋屑かんなくづ
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
いつぞや召使の婢が金子をかすめて出奔せしに、お艶はいかのがすべきとて、直ちに足留あしどめの法といえるを修したりき、それかあらぬか件の婢は、脱走せし翌日よりにわかに足のやまい起りて
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)