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釜山
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ふざん
ふりがな文庫
“
釜山
(
ふざん
)” の例文
釜山
(
ふざん
)
から
馬関
(
ばかん
)
へ渡る船中で、
拓殖
(
たくしょく
)
会社の
峰八郎君
(
みねはちろうくん
)
の妻君に
逢
(
あ
)
ったとき、八郎君は
真面目
(
まじめ
)
な顔をして、これは夏目博士と引き合した。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その結果、現官のままの吾輩を中心にして東洋水産組合というものが認可されて本拠を
釜山
(
ふざん
)
の魚市場に近い
岩角
(
がんかく
)
の上に置いた。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
こゝは
釜山
(
ふざん
)
から
京城
(
けいじよう
)
へ
行
(
ゆ
)
く
汽車
(
きしや
)
に
乘
(
の
)
つて、
一時間
(
いちじかん
)
ばかりで
大邱
(
たいきゆう
)
に
着
(
つ
)
き、そこで
下車
(
げしや
)
して
自動車
(
じどうしや
)
で
東
(
ひがし
)
の
方
(
ほう
)
へ
三四時間
(
さんよじかん
)
も
走
(
はし
)
るとすぐ
行
(
ゆ
)
かれる
所
(
ところ
)
です。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
船で
釜山
(
ふざん
)
へ渡り、京城行きの汽車に乗った。車窓からの景色は、国外に初めて出た俺には何もかも物珍しく眺められた。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
これらの従軍記者は
宇品
(
うじな
)
から御用船に乗り込んで、朝鮮の
釜山
(
ふざん
)
または仁川に送られたのですが、前にもいう通り、何分にも初めての事で、従軍記者に対する規律というものが無いので
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
人知れず陣中を脱出して
釜山
(
ふざん
)
より名護屋に帰り、ついで京都に上ったのであるが、その途中から盲人の真似をし始め、琵琶を背負うて京上りをするめくら法師になり変ったのであると云う。
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
英国産の
金巾
(
カナキン
)
を先頭とする欧米商品は日本商人の独占的仲介を経て
釜山
(
ふざん
)
から、
元山
(
げんざん
)
から、旧朝鮮を揺動かしつつあったくせに、依然日本以外の国にたいしては厳として門戸を閉じていたから
撥陵遠征隊
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
スッテンテンの無一物となった三十八年の十一月の末、
裾縫
(
すそぬい
)
の切れた浴衣一枚で朝鮮に逃げ渡り
釜山
(
ふざん
)
漁業組合本部に親友林
駒生
(
こまお
)
氏を訪れた。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
その中の一つで
釜山
(
ふざん
)
に起った事件は、その当時、本紙にも載ったから思い出す人もあるであろう。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
現
釜山
(
ふざん
)
日報主筆、篠崎昇之助氏、その他、
水茶屋
(
みずぢゃや
)
券番
(
けんばん
)
の馬賊五人組芸者として天下に勇名を轟かしたお
艶
(
えん
)
、お浜、お秋、お楽、等々その中心の正座が勿体なくも枢密院顧問
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
玄海灘と
釜山
(
ふざん
)
の港内を七分三分に見下ろした
巌角
(
がんかく
)
の上の一軒家と来ているんだからね。一層風当りがヒドイ訳だよ。……世界の涯に来たような気がする……ハハハ。しかしこの
家
(
うち
)
なら大丈夫だよ。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“釜山(釜山広域市)”の解説
釜山広域市(プサンこういきし、ふざん こういきし、부산광역시 en: Busan Metropolitan City)は、大韓民国南東部に位置する広域市。
ソウルに次ぐ韓国第2の都市であり、古来より日本と朝鮮半島を結ぶ交通の要衝として知られる。コンテナ取扱量で世界7位の釜山港を有する大規模港湾都市でもある。
(出典:Wikipedia)
釜
常用漢字
中学
部首:⾦
10画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“釜”で始まる語句
釜
釜戸
釜中
釜無
釜石
釜無川
釜敷
釜場
釜前
釜淵