“釜場”の読み方と例文
読み方割合
かまば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
利久の納屋はあたしの家の物置と一ツむねで、二ツに仕切って使っていた。丁度庭裏の井戸のところに窓があって、井戸をはさんでの釜場かまばになっていた。
したがって年に二度か三度、工場の釜場かまばの火を消すとき以外には、決して掃除などはしなかった。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
学生風の男に云われて、由蔵はようやくあたふたと釜場かまばへ通う引戸ひきどを押して奥の方へ姿を消した。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)