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引戸
ふりがな文庫
“引戸”の読み方と例文
読み方
割合
ひきど
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきど
(逆引き)
裏口の
引戸
(
ひきど
)
を開ける音とともに物干台に出ていた女がどしんと板の
間
(
ま
)
へ降りる物音。つづいて正午のサイレンが鳴り出す。女は
思直
(
おもいなお
)
したように
坐
(
すわ
)
り直って
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
勝手元の
引戸
(
ひきど
)
に、家の割には、たいへん
頑丈
(
がんじょう
)
で大きい
錠前
(
じょうまえ
)
が、
懸
(
かか
)
っていた。わしは、
懐中
(
ふところ
)
を探って、一つの鍵をとり出すと、
鍵孔
(
かぎあな
)
にさしこんで、ぐッとねじった。
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
自分の主君の親戚か、
別懇
(
べっこん
)
な諸侯に途中で行き会えば、こうするのが諸士の礼儀だし、先も、駕籠の
引戸
(
ひきど
)
を開けて、あいさつするのが作法。おれの姿を見ると、吉良殿も、その通り、駕籠戸を
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
引戸(ひきど)の例文をもっと
(4作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
検索の候補
瀬戸引
後引上戸
“引戸”のふりがなが多い著者
海野十三
吉川英治
永井荷風