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釜場
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かまば
ふりがな文庫
“
釜場
(
かまば
)” の例文
利久の納屋はあたしの家の物置と一ツ
棟
(
むね
)
で、二ツに仕切って使っていた。丁度庭裏の井戸のところに窓があって、井戸をはさんでの
釜場
(
かまば
)
になっていた。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
したがって年に二度か三度、工場の
釜場
(
かまば
)
の火を消すとき以外には、決して掃除などはしなかった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
学生風の男に云われて、由蔵は
漸
(
ようや
)
くあたふたと
釜場
(
かまば
)
へ通う
引戸
(
ひきど
)
を押して奥の方へ姿を消した。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
表の間は船頭溜り、※の間は船頭と二番頭の部屋で、艫の間は
釜場
(
かまば
)
になっている。
顎十郎捕物帳:13 遠島船
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
由蔵の部屋から
釜場
(
かまば
)
へと
梯子
(
はしご
)
を降りている時、赤羽主任は、奥の居間から、湯屋の女房が
茶盆
(
ちゃぼん
)
を持って出て来るのを見た。と、同時に、彼は、ハッタと、忘れていた或事に気がついた。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
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室内に
溜
(
た
)
まった石灰を掃き出そうとすれば、あけた扉や窓から新たに石灰粉が舞い込んで来る。したがって年に二度か三度、工場の
釜場
(
かまば
)
の火を消すとき以外には、決して掃除などはしなかった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
釜
常用漢字
中学
部首:⾦
10画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“釜”で始まる語句
釜
釜戸
釜中
釜無
釜山
釜石
釜無川
釜敷
釜淵
釜前