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金策
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きんさく
ふりがな文庫
“
金策
(
きんさく
)” の例文
その日は主人の神津右京は、
金策
(
きんさく
)
のため
上總
(
かづさ
)
の知行所へ行つて留守。用人の佐久間仲左衞門、代つて平次と八五郎に應對しました。
銭形平次捕物控:148 彦徳の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
禅僧は思案にくれたあげく、医者のところへ
金策
(
きんさく
)
にでむいた。医者の方では
愈〻
(
いよいよ
)
坊主も発狂したんじゃあるまいかと薄気味わるくなったぐらいのものである。
禅僧
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
盜賊
(
たうぞく
)
に落し呉んとの了簡ゆゑ一文貰ひの
身分
(
みぶん
)
にして
俄然
(
にはか
)
に
金策
(
きんさく
)
の出來たる
譯
(
わけ
)
又店にて百兩の金が
紛失
(
ふんじつ
)
したるは斯樣々々と
辯
(
べん
)
に
任
(
まか
)
せて申立ければ其通り
双方
(
さうはう
)
の
口書
(
くちがき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其
(
その
)
代
(
かは
)
り
宗助
(
そうすけ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
家屋敷
(
いへやしき
)
の
賣却方
(
ばいきやくかた
)
に
就
(
つい
)
て
一切
(
いつさい
)
の
事
(
こと
)
を
叔父
(
をぢ
)
に
一任
(
いちにん
)
して
仕舞
(
しま
)
つた。
早
(
はや
)
く
云
(
い
)
ふと、
急場
(
きふば
)
の
金策
(
きんさく
)
に
對
(
たい
)
する
報酬
(
はうしう
)
として
土地
(
とち
)
家屋
(
かをく
)
を
提供
(
ていきよう
)
した
樣
(
やう
)
なものである。
叔父
(
をぢ
)
は
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
策
常用漢字
小6
部首:⽵
12画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚