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重籐
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しげとう
ふりがな文庫
“
重籐
(
しげとう
)” の例文
二十四本背に差したるは
切斑
(
きりふ
)
の矢、
重籐
(
しげとう
)
の弓を小脇にかいこんで、乗る馬は連銭
葦毛
(
あしげ
)
、
鐙
(
あぶみ
)
をふんばって声を
轟
(
とどろ
)
かせた。
現代語訳 平家物語:04 第四巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
作り髭を付け、
唐冠
(
からかんむり
)
の
甲
(
かぶと
)
を著け、
金札緋威
(
きんざねひおどし
)
の鎧に朱塗の
重籐
(
しげとう
)
の弓を握り、威儀堂々と馬に乗って洛中を打ち立った。
小田原陣
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
あちらの十六丁は
柘
(
つげ
)
に
櫨
(
はぜ
)
の丸木弓でござります。ちと古風でござりまするが、それがお不向きでござりましたら、こちらが真巻きにぬり
重籐
(
しげとう
)
、お隣が日輪、月輪、はずれが節巻きに
村重籐
(
むらしげとう
)
。
右門捕物帖:16 七化け役者
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
とお國が
重籐
(
しげとう
)
の弓の
折
(
おれ
)
を
取出
(
とりだ
)
し、源次郎に渡す。
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「さらに問い申す
重籐
(
しげとう
)
の弓は?」
弓道中祖伝
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
赤地の錦の直垂に
唐綾縅
(
からあやおどし
)
の
鎧
(
よろい
)
を着こみ、腰に銀づくりの太刀を帯び、二十四本の
切斑
(
きりふ
)
の矢を背に、
重籐
(
しげとう
)
の弓を小脇にかいこみ、
兜
(
かぶと
)
はぬいで鎧の高紐にかけてかしこまった。
現代語訳 平家物語:08 第八巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
太刀は
怒物
(
いかもの
)
作り、それに
重籐
(
しげとう
)
の弓、
大中黒
(
おおなかぐろ
)
の矢、替え馬にのった家来一人、下郎にも楯を持たせた。わが家にも火を放って焼き払わせると、競は三井寺へ夜道を疾駆した。
現代語訳 平家物語:04 第四巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
頼政はかねて信頼をよせている郎党、遠江国の住人
猪早太
(
いのはやた
)
ただ一人を連れた。この男に鷹の羽の矢を持たせ、自分は
二重
(
ふたえ
)
の狩衣、山鳥の尾ではいだ
鋒矢
(
とがりや
)
を二本、
重籐
(
しげとう
)
の弓を持った。
現代語訳 平家物語:04 第四巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
赤地錦の
直垂
(
ひたたれ
)
、
紫裾濃
(
むらさきすそご
)
の
鎧
(
よろい
)
を着け、
鍬形
(
くわがた
)
打った
兜
(
かぶと
)
の
緒
(
お
)
をしめ、
黄金
(
こがね
)
作りの
太刀
(
たち
)
を
佩
(
は
)
いた、天晴れ大将軍の姿で、
重籐
(
しげとう
)
の弓の真中あたりを握りしめ、沖の平家に向って、大音声で名乗りをあげた。
現代語訳 平家物語:11 第十一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
赤地の錦の
直垂
(
ひたたれ
)
に
萌黄縅
(
もえぎおどし
)
の鎧を着け、
鍬形
(
くわがた
)
打った兜の緒をしめ、
黄金
(
こがね
)
作りの太刀に、
切斑
(
きりふ
)
の矢、
重籐
(
しげとう
)
の弓という装立ちで、連銭葦毛の馬に、金覆輪の鞍を置き、人目をひく
颯爽
(
さっそう
)
たる姿で立ち現れた。
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
籐
漢検1級
部首:⽵
21画
“重”で始まる語句
重
重畳
重宝
重々
重量
重石
重荷
重箱
重立
重大