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醤油屋
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しょうゆや
ふりがな文庫
“
醤油屋
(
しょうゆや
)” の例文
節季はむろんまるで毎日のことで、
醤油屋
(
しょうゆや
)
、油屋、
八百屋
(
やおや
)
、
鰯屋
(
いわしや
)
、
乾物屋
(
かんぶつや
)
、炭屋、米屋、家主その他、いずれも厳しい
催促
(
さいそく
)
だった。
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
どうせすぐ近所に
祈祷
(
きとう
)
がもれ聞こえるような人里の中で彼らは集まりはしませんからね。いつもたいてい茂木のはずれにある
醤油屋
(
しょうゆや
)
の庫を
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死――
(新字新仮名)
/
長与善郎
(著)
醤油屋
(
しょうゆや
)
というのは、
昔
(
むかし
)
からある
店
(
みせ
)
で、この
近在
(
きんざい
)
の
人々
(
ひとびと
)
を
得意
(
とくい
)
としていました。おじいさんも
日
(
ひ
)
ごろ
知
(
し
)
っているので、その
家
(
いえ
)
を
訪
(
たず
)
ねたのであります。
夜の進軍らっぱ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
客の榊というは、三島の方にある大きな
醤油屋
(
しょうゆや
)
の若主人であった。
不図
(
ふと
)
したことから三吉は懇意に成って、この人の家へ行って泊ったことも有った。十年も前の話。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「あら、へんなの。だってわたし、『草の実』の中の
綴方
(
つづりかた
)
を、感心して、うちの組に読んで聞かしたりしたわ。『
麦刈
(
むぎか
)
り』だの、『
醤油屋
(
しょうゆや
)
の
煙突
(
えんとつ
)
』なんていうの、うまかった」
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
▼ もっと見る
「あんたは、また、どうしてこんなにお
早
(
はや
)
く。」と、
問
(
と
)
われたので、おじいさんは、
町
(
まち
)
の
醤油屋
(
しょうゆや
)
でラジオを
聞
(
き
)
いて、
帰
(
かえ
)
りにひどい
吹雪
(
ふぶき
)
に
閉
(
と
)
じこめられたことを
歩
(
ある
)
きながら
物語
(
ものがた
)
ったのです。
夜の進軍らっぱ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんは、
醤油屋
(
しょうゆや
)
の
主人
(
しゅじん
)
の
造
(
つく
)
った
自慢
(
じまん
)
の
菊
(
きく
)
の
花
(
はな
)
をながめたり、かごに
飼
(
か
)
っているこまどりの
声
(
こえ
)
をきいたり、また、たるを
洗
(
あら
)
うてつだいなどをしたりして、
夜
(
よる
)
になるのを
待
(
ま
)
っていました。
夜の進軍らっぱ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
醤
漢検準1級
部首:⾣
17画
油
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“醤油屋”で始まる語句
醤油屋奉公