“しょうゆや”の漢字の書き方と例文
語句割合
醤油屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
客の榊というは、三島の方にある大きな醤油屋しょうゆやの若主人であった。不図ふとしたことから三吉は懇意に成って、この人の家へ行って泊ったことも有った。十年も前の話。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「あら、へんなの。だってわたし、『草の実』の中の綴方つづりかたを、感心して、うちの組に読んで聞かしたりしたわ。『麦刈むぎかり』だの、『醤油屋しょうゆや煙突えんとつ』なんていうの、うまかった」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
「あんたは、また、どうしてこんなにおはやく。」と、われたので、おじいさんは、まち醤油屋しょうゆやでラジオをいて、かえりにひどい吹雪ふぶきじこめられたことをあるきながら物語ものがたったのです。
夜の進軍らっぱ (新字新仮名) / 小川未明(著)