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酒店
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さかみせ
ふりがな文庫
“
酒店
(
さかみせ
)” の例文
常に此筋向うの酒屋へは能く行きますが目「好し、
彼所
(
あすこ
)
で問うたら分るだろう」と云い大足に向うの
酒店
(
さかみせ
)
に
馳
(
は
)
せて入る
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
左に高く
聳
(
そばだ
)
ちたるは、いはゆるロットマンが岡にて、「湖上第一勝」と題したる
石碑
(
せきひ
)
の建てる処なり。右に
伶人
(
れいじん
)
レオニが開きぬといふ、水に
臨
(
のぞ
)
める
酒店
(
さかみせ
)
あり。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
池田は話し相手もなくなったので、暗い道をソロソロ歩きながら、下の方の仙太という
酒店
(
さかみせ
)
に行った。
恨なき殺人
(新字新仮名)
/
宮島資夫
(著)
我を誘ひ出して
酒店
(
さかみせ
)
に至り、初め白き
基督涙號
(
ラクリメエ、クリスチイ
)
を傾け、次いで赤き「カラブリア」號を倒し、わが最早え飮まずと
辭
(
いな
)
むに
迨
(
およ
)
びて、さらば
三鞭酒
(
シヤンパニエ
)
もて熱を
下
(
さま
)
せなどいひ、
歡
(
よろこび
)
を盡して別れぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
媚
(
なまめ
)
かしい、
紅
(
べに
)
がら
格子
(
ごうし
)
を五六軒見たあとは、
細流
(
せせらぎ
)
が流れて、薬師山を一方に、
呉羽神社
(
くれはじんじゃ
)
の大鳥居前を過ぎたあたりから、
往来
(
ゆきか
)
う人も、来る人も、なくなって、古ぼけた
酒店
(
さかみせ
)
の杉葉の
下
(
もと
)
に、茶と黒と
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
とある汚い
酒店
(
さかみせ
)
で流れの女を相手にして飲み酔っている一人の荒くれ男がいたが、丁度その時その店先を通りかかった呉羽之介を
指
(
ゆびさ
)
して傍の女が何やら
囁
(
ささや
)
くやいなや、
矢庭
(
やにわ
)
に血相変えて、店を飛出し
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
色あせし志村一座の幟などはためく頃を
酒店
(
さかみせ
)
に入る
短歌
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
竜池は家を継いでから
酒店
(
さかみせ
)
を閉じて、二三の諸侯の
用達
(
ようたし
)
を専業とした。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
人々は母上の目を
瞑
(
ねむ
)
らせ、その掌を合せたり。この掌の温きをば今まで我肩に覺えしものを。遺體をば、僧たち寺に
舁
(
か
)
き入れぬ。マリウチアは手に
淺痍
(
あさで
)
負ひたる我を伴ひて、さきの
酒店
(
さかみせ
)
に歸りぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
“酒店”の意味
《名詞》
酒 店(しゅてん、さかだな、さかみせ)
酒を販売する店。
(出典:Wiktionary)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒瓶
酒代
酒杯
酒精
酒屋
酒樽