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道楽
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どうらく
ふりがな文庫
“
道楽
(
どうらく
)” の例文
旧字:
道樂
糟谷
(
かすや
)
は
西洋葉巻
(
せいようはま
)
きを口から
離
(
はな
)
さないのと、へたの
横好
(
よこず
)
きに
碁
(
ご
)
を打つくらいが
道楽
(
どうらく
)
であるから、
老人側
(
ろうじんがわ
)
にも若い人の
側
(
がわ
)
にもほめられる。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
尊敬することによって自分が一人前にしてやった女を
装飾
(
そうしょく
)
することは職業に興味を持つ探偵に取って悪い
道楽
(
どうらく
)
ではなかった。
売春婦リゼット
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
彦兵衛にたった一つの
道楽
(
どうらく
)
はこれだった。自分の心に
咎
(
とが
)
めるような事をした後では、きっとそこへ入って
念仏
(
ねんぶつ
)
を云う。
鍋島甲斐守
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何
(
いず
)
れも
手
(
て
)
に
手
(
て
)
に
弓矢
(
ゆみや
)
を
携
(
たずさ
)
え、
馬
(
うま
)
に
跨
(
またが
)
って、
大
(
たい
)
へんな
騒
(
さわ
)
ぎで
出掛
(
でか
)
けたものでございます。
父
(
ちち
)
は
武人
(
ぶじん
)
ではないのですが、それでも
山狩
(
やまが
)
りが
何
(
なに
)
よりの
道楽
(
どうらく
)
なのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ところで、かような高級
道楽
(
どうらく
)
食いの店を、新橋
界隈
(
かいわい
)
に求めていったい何軒あるだろうか。
握り寿司の名人
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
▼ もっと見る
人形怪人といわれるだけあって、人形をあつめるのが
道楽
(
どうらく
)
なのかもしれません。
怪人と少年探偵
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
与右衛門さんには
道楽
(
どうらく
)
と云うものが無いが、金と酒は
生命
(
いのち
)
にかけて好きである。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
おまけに
道楽
(
どうらく
)
は
大弓
(
だいきゅう
)
と
浪花節
(
なにわぶし
)
とだって云うんじゃないの? それでもさすがに浪花節だけは
好
(
い
)
い趣味じゃないと思っていたんでしょう。あたしの前じゃ浪花節のなの字も云わずにすましていたの。
文放古
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
別に収入の道はなさそうであったが、幾らか
貯
(
たくわ
)
えがあると見え、
稼
(
かせ
)
ぐということをしないで、本を読む
間々
(
あいだあいだ
)
には、世間の隅々に隠れている、様々な秘密をかぎ出して来るのを
道楽
(
どうらく
)
にしていた。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
美味
(
うま
)
いもの食いの
道楽
(
どうらく
)
は健康への投資と心得よ。
味覚馬鹿
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
“道楽”の意味
《名詞》
道楽(どうらく)
本職以外のものにふけって、本業そっちのけで楽しむこと。
物好き。好事。
飲酒や女遊び、ばくちなどの遊興に更けること。
(出典:Wiktionary)
“道楽”の解説
道楽(どうらく)とは、
自分の生活の中に仕事とは別に熱中できる趣味にふけり、それを楽しむこと。
酒、色ごと、博打などの遊興にふけること。
(出典:Wikipedia)
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
楽
常用漢字
小2
部首:⽊
13画
“道楽”で始まる語句
道楽者
道楽気
道楽三昧
道楽息子