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退却
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たいきやく
まゝよ、
一分でも
乘後れたら
停車場から
引返さう、それが
可い、と
目指す
大阪を
敵に
取つて、
何うも
恁うはじめから
豫定の
退却を
畫策すると
云ふのは、
案ずるに
懷中のためではない。
已むを
得ず、一
時、
松林の
方に
退却したが、
如何も
掘りたくて
耐えられぬ。それで
余と
玄子とは
松林に
待ち、
望生一
人を
遣つて『いくらか
出すから、
掘らして
呉れ』と
申込ましたのである。
“退却”の意味
《名詞》
引き下がる事。後退すること。戦闘を停止し、戦場より兵を安全な場所まで移動させること。必ずしも、状況が不利な場合のみになされるとは限らない。
(語義1より、比喩的に)事業等がうまくいかない場合にそれをやめること。
(出典:Wiktionary)