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軍律
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ぐんりつ
ふりがな文庫
“
軍律
(
ぐんりつ
)” の例文
「ここはただ持久を計れ、堅く守って討ッて出るなとしてあるに、副将のそちみずからなぜ
軍律
(
ぐんりつ
)
をやぶるか」
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
難有
(
ありがた
)
く、せめて
報恩
(
ほうおん
)
の
萬分
(
まんぶん
)
の
一
(
いち
)
には、
此
(
この
)
軍艦
(
ぐんかん
)
の
水兵等
(
すいへいら
)
と
同
(
おな
)
じ
樣
(
やう
)
に
働
(
はたら
)
きたいと、
頻
(
しき
)
りに
心
(
こゝろ
)
を
焦立
(
いらだ
)
てたが、
海軍
(
かいぐん
)
の
軍律
(
ぐんりつ
)
は
嚴
(
げん
)
として
動
(
うご
)
かす
可
(
べ
)
からず、
本艦
(
ほんかん
)
在役
(
ざいえき
)
の
軍人
(
ぐんじん
)
ならねば
檣樓
(
しやうらう
)
に
昇
(
のぼ
)
る
事
(
こと
)
も
叶
(
かな
)
はず
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
こう
号令
(
ごうれい
)
したが、令をくだす自分だけは
軍律
(
ぐんりつ
)
もなにもなく、
黒布
(
こくふ
)
のかくしぶくろから
陶器製
(
すえものせい
)
のパイプを出し、それへ、
葉煙草
(
はたばこ
)
をつめたかと思うと、歩きながら
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
實
(
じつ
)
に
其
(
その
)
軍律
(
ぐんりつ
)
の
嚴然
(
げんぜん
)
たるは
今更
(
いまさら
)
ながら
感嘆
(
かんたん
)
の
他
(
ほか
)
は
無
(
な
)
いのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
軍律
(
ぐんりつ
)
をもって陣屋追放をうけたというから、そこで呂宋兵衛は、もちまえの
盗賊化
(
とうぞくか
)
して、これから他国へ
逐電
(
ちくてん
)
するゆきがけの
駄賃
(
だちん
)
とでかけているところであろう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
軍律
(
ぐんりつ
)
一本の
儼
(
げん
)
たる統率になければならない戦場において、
端
(
はし
)
なくも、今日の玄蕃允は、日頃の叔父甥の感情を持ち出し、平常の
狎
(
な
)
れたる態度で、興亡の処決に向い、しかも
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“軍律”の意味
《名詞》
軍律(ぐんりつ)
軍隊の規律や風紀。軍紀。
軍法。
(出典:Wiktionary)
軍
常用漢字
小4
部首:⾞
9画
律
常用漢字
小6
部首:⼻
9画
“軍”で始まる語句
軍
軍鶏
軍人
軍艦
軍勢
軍兵
軍曹
軍服
軍師
軍鶏籠