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讓葉
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ゆづりは
ふりがな文庫
“
讓葉
(
ゆづりは
)” の例文
新字:
譲葉
其
(
その
)
片隅
(
かたすみ
)
に
印袢天
(
しるしばんてん
)
を
着
(
き
)
た
出入
(
でいり
)
のものらしいのが、
下
(
した
)
を
向
(
む
)
いて、
小
(
ち
)
さい
輪飾
(
わかざり
)
をいくつも
拵
(
こしら
)
へてゐた。
傍
(
そば
)
に
讓葉
(
ゆづりは
)
と
裏白
(
うらじろ
)
と
半紙
(
はんし
)
と
鋏
(
はさみ
)
が
置
(
お
)
いてあつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「でも百兩ですよ、親分。相手は有り餘る金だ。御家の重寶
讓葉
(
ゆづりは
)
の御鏡か何んかを、鼠の巣から見付けてやつて百兩」
銭形平次捕物控:210 飛ぶ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此
(
こ
)
のあたりに
住
(
すま
)
ふなる
橙
(
だい/\
)
の
長者
(
ちやうじや
)
、
吉例
(
きちれい
)
よろ
昆布
(
こんぶ
)
の
狩衣
(
かりぎぬ
)
に、
小殿原
(
ことのばら
)
の
太刀
(
たち
)
を
佩反
(
はきそ
)
らし、
七草
(
なゝくさ
)
の
里
(
さと
)
に
若菜
(
わかな
)
摘
(
つ
)
むとて、
讓葉
(
ゆづりは
)
に
乘
(
の
)
つたるが、
郎等
(
らうどう
)
勝栗
(
かちぐり
)
を
呼
(
よ
)
んで
曰
(
いは
)
く、あれに
袖形
(
そでかた
)
の
浦
(
うら
)
の
渚
(
なぎさ
)
に、
紫
(
むらさき
)
の
女性
(
によしやう
)
は
誰
(
た
)
そ。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「歌舞伎芝居や
黄表紙
(
きべうし
)
にあるだらう。紛失物は
大概
(
たいがい
)
きまつて居るよ。小倉の色紙に、
讓葉
(
ゆづりは
)
の
御鏡
(
おかゞみ
)
さ。それからそれ、御家の系圖だ。皆んな一度は惡人の手に入つて、大騷ぎするにきまつて居る」
銭形平次捕物控:300 系図の刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
讓
部首:⾔
24画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“讓”で始まる語句
讓
讓歩
讓受
讓合
讓渡
讓状