カタ)” の例文
超人チョウジンケル小心ショウシン恐々キョウキョウヒトワライナガラ厳粛ゲンシュクノコトヲカタレ、ト秀抜真珠シュウバツシンジュ哲人テツジンサケンデ自責ジセキ狂死キョウシシタ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
神語歌カミガタリウタの末に、天語の常用文句らしい「あまはせつかひ、ことのカタ詞也コトモコヲば」
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「ナルホド、ソレモ一理窟ヒトリクツ。」日本ニッポン古来コライノコノ日常語ニチジョウゴガ、スベテヲカタリツクシテイル。首尾シュビ一貫イッカン秩序整然チツジョセイゼン。ケサノコノハシガキモマタ、純粋ジュンスイ主観的シュカンテキ表白ヒョウハクニアラザルコトハ、皆様ミナサマ承知ショウチ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
古事記は、如何にもさうした物語が記録以前に、カタりを職とする者によつて、世に広く、時久しく諷誦せられたことを思はせるやうな、美しい歌詞の多くと、其をイダく叙事体の詞章の俤を止めてゐる。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)