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覚
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おぼし
ふりがな文庫
“
覚
(
おぼし
)” の例文
旧字:
覺
風呂場に
入
(
い
)
れば、
一箇
(
ひとり
)
の客
先
(
まづ
)
在りて、
未
(
ま
)
だ
燈点
(
ひとも
)
さぬ
微黯
(
うすくらがり
)
の
湯槽
(
ゆぶね
)
に
漬
(
ひた
)
りけるが、何様人の
来
(
きた
)
るに
駭
(
おどろ
)
けると
覚
(
おぼし
)
く、
甚
(
はなは
)
だ
忙
(
せは
)
しげに身を起しつ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
一昨日
(
おとつい
)
の事なりし、僕かの荘官が家の
辺
(
ほとり
)
を
過
(
よぎ
)
りしに、
納屋
(
なや
)
と
覚
(
おぼし
)
き
方
(
かた
)
に当りて、鶏の鳴く声す。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
さてはとその
邇
(
ちか
)
くを
隈無
(
くまな
)
く
掻起
(
かきおこ
)
しけれど、他に見当るものは無くて、倉前と
覚
(
おぼし
)
き
辺
(
あたり
)
より始めて
焦壊
(
こげくづ
)
れたる人骨を
掘出
(
ほりいだ
)
せり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
娘も
数多
(
あまた
)
居たり。
醜
(
みにく
)
きは、子守の借着したるか、茶番の姫君の
戸惑
(
とまどひ
)
せるかと
覚
(
おぼし
)
きもあれど、中には二十人並、五十人並優れたるもありき。
服装
(
みなり
)
は宮より
数等
(
すとう
)
立派なるは
数多
(
あまた
)
あり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
覚
常用漢字
小4
部首:⾒
12画
“覚”を含む語句
目覚
幻覚
感覚
発覚
寝覚
眼覚
不覚
覚書
正覚坊
御覚
覚束
嗅覚
覚醒
正覚
触覚
覚悟
見覚
錯覚
自覚
覚明
...