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裸体
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ぱだか
ふりがな文庫
“
裸体
(
ぱだか
)” の例文
旧字:
裸體
「そういう女をかっぱらって来て、妾の変りに
素
(
す
)
っ
裸体
(
ぱだか
)
にし、ウネウネとここでのたくらせたら、大概大将だってゆきつくだろう」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そうして
素
(
す
)
ッ
裸体
(
ぱだか
)
のままお酒を飲んで寝ている憎らしい叔父の顔をメチャメチャに斬ってやったの……お母さんの
讐敵
(
かたき
)
……って云ってね。
狂人は笑う
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
入れて下さい! とばかりに、お百姓夫婦の眠っている、破れ
蚊帳
(
がや
)
の中へ、飛び込んだ。お百姓は
素
(
す
)
っ
裸体
(
ぱだか
)
で、フンドシ一つで眠っている。
雷嫌いの話
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
七日が
過
(
すぎ
)
ると土手の甚藏が
賭博
(
ばくち
)
に負けて
素
(
す
)
っ
裸体
(
ぱだか
)
になり、寒いから
犢鼻褌
(
ふんどし
)
の上に馬の腹掛を
引掛
(
ひっか
)
けて妙な
形
(
なり
)
に成りまして、お賤の処へ参り
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手提鞄
(
てさげかばん
)
などを
提
(
さ
)
げて、普通の人間の如く平気で出歩いた。時には病院を
空
(
あ
)
ける事さえあった。帰って来ると
素
(
す
)
っ
裸体
(
ぱだか
)
になって、病院の飯を
旨
(
うま
)
そうに食った。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
三十になったばかりの
脂
(
あぶら
)
の乗り切った良い年増が、大夕立の中を、
素
(
す
)
っ
裸体
(
ぱだか
)
で屋根を渡り——口にこう
匕首
(
あいくち
)
なんかくわえて、怨み重なる女を殺しに来るなんて図は、たまりませんね、親分
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
いつぞや肺病で死んだニーナさんが寝かされていたその
寝台
(
ベッド
)
の上に、湯タンポと
襤褸
(
ぼろ
)
っ
布片
(
きれ
)
で包まれながら、
素
(
す
)
っ
裸体
(
ぱだか
)
で放り出されているじゃないの。
支那米の袋
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
新潟あたりの旅人を
欺
(
だま
)
しちゃア親船に連れだって、
素
(
す
)
ッ
裸体
(
ぱだか
)
に剥ぎ取って、海に
投
(
ほう
)
り込むてえ話だ、さア御領主様も容易ならねえ海賊だてえんで、
御人数
(
ごにんず
)
を出しても
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何もかも
緋色
(
ひいろ
)
ずくめにした部屋の中に大きな
蝋燭
(
ろうそく
)
をたった一本
灯
(
とも
)
して、そのまわりを、
身体
(
からだ
)
中にお化粧して、その上から
香油
(
においあぶら
)
をベトベトに塗った
素
(
す
)
っ
裸体
(
ぱだか
)
の男と女とが
支那米の袋
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
文治は心にも懸けず
遣
(
や
)
り過しましたが、二三丁まいりますと、
一人
(
いちにん
)
の旅人が
素
(
す
)
ッ
裸体
(
ぱだか
)
で杉の
樹
(
き
)
に
縛
(
くゝ
)
り付けられ、身体は凍えて口もきけず、がた/″\震え上って
居
(
お
)
る
体
(
てい
)
を見るより、舁夫は
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
血みどろになった
素
(
す
)
ッ
裸体
(
ぱだか
)
の叔父が、死物狂いになって掴みかかって来るんですもの。それをあっちに逃げたり、こっちに
外
(
そら
)
したりしながらヤットの思いで斬り倒してやったわ。
狂人は笑う
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
素
(
す
)
っ
裸体
(
ぱだか
)
で体操をしていましたが、二人の姿を見るとニコニコして
裸体
(
はだか
)
のまま出て来て
豚吉とヒョロ子
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
三鳥山人
(著)
いつの間にか私は一糸も
纏
(
まと
)
わぬ
素
(
す
)
っ
裸体
(
ぱだか
)
になって、青白い
肋
(
あばら
)
骨を骸骨のように波打たせて、骨だらけの左手に麻酔薬の残った小瓶を……右手にはギラギラ光る舶来の鋏を振りまわしながら
一足お先に
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“裸体”の意味
《名詞》
裸体(らたい)
何も着ていない裸の体。裸身
(出典:Wiktionary)
“裸体(
裸
)”の解説
裸(はだか、外来語の範疇ではヌード)とは、人類が被服をまとわない状態を言う。裸体(らたい)、全裸(ぜんら)とも呼ばれる。
比喩表現の範疇では「生まれたままの姿」「素っ裸」との表現がなされる場合もある。なお、女性でトップスに被服を纏わず、ボトムスのみに被服を纏い、上半身裸になる状態はトップレスと呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
裸
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
体
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“裸体”で始まる語句
裸体画
裸体武兵衛
裸体人
裸体像
裸体姿
裸体男
裸体主義
裸体商売
裸体土偶
裸体談話