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裂
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ざ
ふりがな文庫
“
裂
(
ざ
)” の例文
『
復讐
(
ふくしゅう
)
だ、復讐だ! きっと其の男を殺して、八ツ
裂
(
ざ
)
きにしてやるんだ。おれがその男を殺した
廉
(
かど
)
により、次の日、死刑にされたっていい』
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
きみなんか、ワシのゴルゴさんに
八
(
や
)
つ
裂
(
ざ
)
きにされちまうといいや! そんなひげなんか、おくさんに切られちまうといいや!
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
「この頃みんなの持って来る鼠は
大抵
(
たいてい
)
八つ
裂
(
ざ
)
きになっているぜ。寄ってたかって引っぱり合うものだから。」
三つの窓
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
自分を八つ
裂
(
ざ
)
きにしても貞世の命は取りとめなくてはならぬ。もし貞世が死ねばそれは自分が殺したんだ。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
「いいえ! たとえこの身が
八
(
や
)
ツ
裂
(
ざ
)
きになりましょうとも退きませぬ! 道へお集りのみなさまもきいて下さいまし! このご前は、この嘘つきのご前さまは——」
山県有朋の靴
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
▼ もっと見る
「それじゃあ
四
(
よ
)
つ
裂
(
ざ
)
き
★
だ。」とジェリーは言った。「むごたらしいことをするもんだなあ!」
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
「その修道士が、なんでかような場所へ
入
(
い
)
りこんだか。
婆
(
ばばあ
)
! うそをもうすと八ツ
裂
(
ざ
)
きだぞ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平次の
所謂
(
いはゆる
)
大玄關まで筒拔け、丁度その時追つ立てるやうにザーツと一と夕立來ると一と打二た打眼を射る猛烈な稻光り、
彈
(
はじ
)
くやうな雷鳴が、押つ冠せてガラガラツと耳をつん
裂
(
ざ
)
さきます。
銭形平次捕物控:160 二つの刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と思う刹那、闇をつん
裂
(
ざ
)
いて、無言の烈刃が、びゅうと、肩口に落ちて来た。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
上も下も胸も、泥まみれになっていたうえ、
肘
(
ひじ
)
のところは破れ、ズボンにも、かぎ
裂
(
ざ
)
きのような箇所があり、見れば見る程、見られたざまではなかった。
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
あいつのは、幕府を売り、父を殺し、知己親戚を
穽
(
おと
)
し入れ、罪
八
(
や
)
ツ
裂
(
ざ
)
きにも
値
(
あたい
)
する。貴様の
破廉恥
(
はれんち
)
とは、同じ武士道
外
(
はず
)
れでも、けたが違う。幕臣として俺はあの異端者を斬りに来たのだ。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
カギ
裂
(
ざ
)
きやら
泥
(
どろ
)
だらけ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
裂
常用漢字
中学
部首:⾐
12画
“裂”を含む語句
亀裂
引裂
罅裂
裂罅
掻裂
裂帛
破裂
分裂
龜裂
打裂
古裂
木裂
裂傷
切裂
裂地
鉤裂
八裂
鍵裂
突裂
牛裂
...