)” の例文
あるじ劉恢から(時節は来た。これをたずさえて、幽州の劉虞りゅうぐを訪ねてゆき給え。は自分の親友だから、君の人物を見ればきっと重用するだろう)
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何故なにゆゑといはんも事あたらしや、お互に後世に於て、鼻突合はすうれひなければなり。憂はむしろ、に作るをよしとす。
青眼白頭 (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
項王すなわチ夜起キテ帳中ニ飲ス。美人有リ。名ハ。常ニ幸セラレテ従フ。駿馬しゅんめ名ハすい、常ニこれニ騎ス。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
その顔なりかたちなりが仙女せんじょのように美しかった。二人は喜んで名を訊いた。女は自分達の姓は、少女の名は小翠しょうすいで、年は十六であるといった。そこで少女を買い受ける金のことを相談した。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
(三六)ばうもつばうへ、なるをらず。神農しんのう(舜 )・(禹 )(三七)忽焉こつえんとしてぼつしぬ、(三八)われいづくにか適歸てききせん。吁嗟ああ(三九)かん。(四〇)めいおとろへたるかな
人材は得がたいという言葉があるが、それは真実だ。とうの時代を
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
小翠は戸を閉めて、また元豊を扮装ふんそうさして項羽こううにしたて、呼韓耶単于こかんやぜんうをこしらえ、自分はきれいな着物を着て美人に扮装して帳下の舞を舞った。またある時は王昭君おうしょうくんに扮装して琵琶をいた。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)