“英虞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あご75.0%
アゴ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
英虞あご灣はもとよりのこと、志摩の南端の卍巴の如く彎入してゐる水は、其等の灣をさし挾んで突出してゐる澤山の堤のやうな陸地の間に美しく光つて見えた。
横山 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
英虞あごうら船乗ふなのりすらむをとめ珠裳たまもすそしほつらむか 〔巻一・四〇〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
英虞アゴの浦に船乗りすらむ処女らが、珠裳の裾に、汐満つらむか(万葉巻一)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)