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芋畑
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いもばたけ
ふりがな文庫
“
芋畑
(
いもばたけ
)” の例文
目はその間も
額縁
(
がくぶち
)
に入れた机の上の
玉葱
(
たまねぎ
)
だの、
繃帯
(
ほうたい
)
をした少女の顔だの、
芋畑
(
いもばたけ
)
の向うに
連
(
つらな
)
った
監獄
(
かんごく
)
の壁だのを眺めながら。……
春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
同月
(
どうげつ
)
二十三
日
(
にち
)
には
幻
(
げん
)
望
(
ぼう
)
二
子
(
し
)
の
他
(
ほか
)
、
玄川子
(
げんせんし
)
を
加
(
くは
)
へて四
人
(
にん
)
で
掘
(
ほ
)
つた。
今度
(
こんど
)
は、
小徑
(
こみち
)
の
左方
(
さはう
)
の
緩斜面
(
くわんしやめん
)
を
成
(
な
)
す
芋畑
(
いもばたけ
)
である。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
秀吉は、尾張中村の
芋畑
(
いもばたけ
)
を回想していた。半兵衛は初めて世の不思議を感じた
菩提山
(
ぼだいさん
)
の月を思い出していた。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甲
(
こう
)
は、この四、五
日
(
にち
)
、ほかのほうに
忙
(
いそが
)
しくて、
芋畑
(
いもばたけ
)
へいってみませんでした。
自分で困った百姓
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
住持
(
じゅうじ
)
といっても
木綿
(
もめん
)
の
法衣
(
ころも
)
に
襷
(
たすき
)
を掛けて
芋畑
(
いもばたけ
)
麦畑で
肥柄杓
(
こえびしゃく
)
を振廻すような気の置けない
奴
(
やつ
)
、それとその弟子の
二歳坊主
(
にさいぼうず
)
がおるきりだから、日に二十銭か三十銭も出したら寺へ泊めてもくれるだろう。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
芋
常用漢字
中学
部首:⾋
6画
畑
常用漢字
小3
部首:⽥
9画
“芋”で始まる語句
芋
芋虫
芋粥
芋刺
芋茎
芋坂
芋殻
芋焼餅
芋銭
芋蔓