“艶(にほ)” の例文
旧字:艷
五五あら玉の月日はやく経(へ)ゆきて、五六下枝(したえ)の茱萸(ぐみ)色づき、垣根の五七野ら菊艶(にほ)ひやかに、九月(ながつき)にもなりぬ。
しろ百合はそれその人の高きおもひおもわは艶(にほ)ふ紅芙蓉(べにふよう)とこそ
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
八むらさき艶(にほ)ふ武蔵野の原、九塩竈(しほがま)の和(な)ぎたる朝げしき、一〇象潟(きさがた)の蜑(あま)が苫(とま)や、一一佐野の舟梁(ふなばし)、一二木曾の桟橋(かけはし)、心のとどまらぬかたぞなきに、猶(なほ)西の国の歌枕見まほしとて、一三仁安三年の秋は
家貧しければ身には一五三麻衣(あさごろも)に青衿(あをえり)つけて、髪だも梳(けづ)らず、履(くつ)だも穿(は)かずてあれど、面(かほ)は一五四望(もち)の夜の月のごと、笑(ゑ)めば花の一五五艶(にほ)ふが如(ごと)、綾錦(あやにしき)に一五六裹(つつ)める一五七京女﨟(みやこぢよらう)にも勝(まさ)りたれとて