“艶文”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いろぶみ40.0%
つやぶみ40.0%
ふみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女子おなごに文字を教えると艶文いろぶみばかり書くと、文字を教えたがらなかったという土地がら、文盲をつくるのに骨を折ったのであろう。
公爵夫人らの間にも隠語があることは、王政復古頃のきわめて身分の高い美しい一婦人が書いた艶文つやぶみ中の一句が証明している。
「どうだ、おれの眼に、くるいはあるめえ。弟弟子でしの和介の野郎と、てめえは、艶文ふみを交わしているのだろうが」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)