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ふりがな文庫
“
良人
(
うちのひと
)” の例文
お前でもいないと
良人
(
うちのひと
)
が困るからよ、お父さんへは私がお詫をするから、長さんマアちゃんとお坐んなさいよ、何うしたのだねえ
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「何さ! 何でポカンと口を開いて人の顔を見てるんだよ! はやくどこか探して
良人
(
うちのひと
)
を連れておいで。急な話があるんだからといって」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
よしや仔細を聴たとてまさか私が
狼狽
(
うろたへ
)
まはり動転するやうなことはせぬに、女と軽しめて何事も知らせずに置き隠し立して置く
良人
(
うちのひと
)
の了簡は兎も角も
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
わたし、とても面白い
物語
(
おはなし
)
を思ひ出したわ。あたし、
良人
(
うちのひと
)
が埋められた時のことを思ひ出したの。だつて、
彼
(
あのひと
)
は生きたままで埋められたのぢやなくつて……。なんて、を
ディカーニカ近郷夜話 後篇:03 怖ろしき復讐
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
良人
(
うちのひと
)
がそれを聞きまして、そんな馬鹿な話はない、家にいもしない猫に
高価
(
たか
)
い魚をたくさん持って来るには及ばないから、もう止した方がいいと七之助さんに意見しました
半七捕物帳:12 猫騒動
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
「そうさ、イギリスみたような強い国だ。イギリスでも驚くほど強くなった国で、
旭日
(
あさひ
)
の昇るごとくにこの頃は万国に名が輝いて、
良人
(
うちのひと
)
は新聞を読んでそういう事を知って居る」
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
哥兄
(
あにき
)
や二階で木遣の稽古、音頭取るのがアリヤ
良人
(
うちのひと
)
エンヤラナ……
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
通船楼の若いおかみさんは、清吉には
苦手
(
にがて
)
なお客様とみえる。せめて二十両でといえば、
良人
(
うちのひと
)
に着せるのだから、自分の
一存
(
いちぞん
)
ではそう高く買えないと云う。
春の雁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
よしや仔細を聴いたとてまさか私が
狼狽
(
うろた
)
えまわり動転するようなことはせぬに、女と
軽
(
かろ
)
しめて何事も知らせずにおき隠し立てしておく
良人
(
うちのひと
)
の了簡はともかくも
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
他の職人より目をかけて丁寧に仕事を教えてくだすったので、お前斯うなったのじゃアないか、それに又お前のお母が
歿
(
なくな
)
った時、お父さんや清五郎さんや
良人
(
うちのひと
)
で行って
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あたりまえさ。
良人
(
うちのひと
)
にわたしが見立てて着せようというのに、
穢
(
きたな
)
い値切り方をしたの、買い惜しみを
春の雁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それに
以前
(
もと
)
吉原
(
よしはら
)
で
一遍
(
いつぺん
)
でもあなたの所へ出たことがあるんですから、
良人
(
うちのひと
)
に知れると
悋気
(
りんき
)
ではありませんが、
厭
(
いや
)
な顔でもされるとあなたも
御迷惑
(
ごめいわく
)
でございませうから
内々
(
ない/\
)
で。
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
早く
良人
(
うちのひと
)
が愈〻御用
命
(
いひつ
)
かつたと笑ひ顔して帰つて来られゝばよい、類の少い仕事だけに是非為て見たい受け合つて見たい、慾徳は何でも関はぬ、
谷中
(
やなか
)
感応寺
(
かんおうじ
)
の五重塔は川越の源太が作り居つた
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
今丁度お
煮花
(
にばな
)
を入れたとこですから、好いじゃありませんかねえ、お使いが遅いなんかと仰ゃる
家
(
うち
)
じゃアなしさ、お小言が出りゃア
良人
(
うちのひと
)
からお詫させまさアね、ホヽヽヽヽ
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
早く
良人
(
うちのひと
)
がいよいよ御用
命
(
いいつ
)
かったと笑い顔して帰って来られればよい、類の少い仕事だけに是非して見たい受け合って見たい、欲徳はどうでも
関
(
かま
)
わぬ、
谷中感応寺
(
やなかかんおうじ
)
の五重塔は
川越
(
かわごえ
)
の
源太
(
げんた
)
が作りおった
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
そうなれば
良人
(
うちのひと
)
も腹を立てゝ茂之助さんを
手込
(
てごみ
)
に打擲しまいものでもない……まアあるかないか知れませんが、
他人
(
ひと
)
の
家
(
うち
)
へ来て、縁の切れた人が刃物三昧でもすれば聴きません
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
家
(
うち
)
へはちょっくら買物に
往
(
い
)
くって嘘を
吐
(
つ
)
いて
参
(
めえ
)
りましたが、
私
(
わし
)
が
良人
(
うちのひと
)
の茂之助もまア御縁があって、あんたを前橋から呼ばって栄町に
世帯
(
しょたい
)
を持たせて置いた事は聞いて居ましたけれども
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
美「さア
皆
(
みん
)
な起きてお出でなさい、
良人
(
うちのひと
)
が腹を切りました」
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“良人”の意味
《名詞》
良い人。
妻から見た夫。
(出典:Wiktionary)
良
常用漢字
小4
部首:⾉
7画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“良人”で始まる語句
良人操縱
良人宅
良人学校
良人操縦法