トップ
>
胡沙
>
こさ
ふりがな文庫
“
胡沙
(
こさ
)” の例文
東路
(
あずまじ
)
の道の果てなる
常陸帯
(
ひたちおび
)
をたぐりつくして、さてこれより北は
胡沙
(
こさ
)
吹くところ、
瘴癘
(
しょうれい
)
の気あって人を
傷
(
いた
)
ましめるが故に来る
勿
(
なか
)
れの標示を見て
大菩薩峠:31 勿来の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「三川北虜乱レテ麻ノ如シ、四海
南奔
(
なんぽん
)
シテ永嘉ニ似タリ、但東山ノ
謝安石
(
しゃあんせき
)
ヲ用ヒヨ、君ガ為メ談笑シテ
胡沙
(
こさ
)
ヲ静メン」
岷山の隠士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
たゞ
玉
(
たま
)
の
緒
(
お
)
のしるしばかり、髪は糸で結んでも、
胡沙
(
こさ
)
吹く風は肩に乱れた、身は
痩
(
や
)
せ、顔は
窶
(
やつ
)
れけれども、目鼻立ちの
凜
(
りん
)
として、
口許
(
くちもと
)
の
緊
(
しま
)
つたのは、
服装
(
なり
)
は
何
(
ど
)
うでも
日本
(
やまと
)
の
若草
(
わかくさ
)
。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
草莽
(
さうまう
)
にして
胡沙
(
こさ
)
を馳駆し
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
たゞ
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
のしるしばかり、
髮
(
かみ
)
は
絲
(
いと
)
で
結
(
むす
)
んでも、
胡沙
(
こさ
)
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
は
肩
(
かた
)
に
亂
(
みだ
)
れた、
身
(
み
)
は
痩
(
や
)
せ、
顏
(
かほ
)
は
窶
(
やつ
)
れたけれども、
目鼻立
(
めはなだ
)
ちの
凛
(
りん
)
として、
口許
(
くちもと
)
の
緊
(
しま
)
つたのは、
服裝
(
なり
)
は
何
(
ど
)
うでも
日本
(
やまと
)
の
若草
(
わかくさ
)
。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“胡沙”の解説
胡沙(こさ、女真音:クシャ、? - 1213年)は、金の官僚。金の宗室である女真完顔部の出身。漢名は承裕。
(出典:Wikipedia)
胡
漢検準1級
部首:⾁
9画
沙
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“胡”で始まる語句
胡坐
胡桃
胡瓜
胡散
胡麻
胡粉
胡座
胡麻化
胡麻塩
胡蝶