職場しょくば)” の例文
労働者切符の売り場へ行ったら「職場しょくば」のかたですか、と聞かれたが、なんのことかわからないで、ぼんやりしながら、九十銭耳をそろえて並べたら
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
それも、一人ひとりや、二人ふたりではだめだ。みちあるくもの、電車でんしゃるもの、めいめいが職場しょくばをもっている。
アパートで聞いた話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
でも、宗家そうけのかしらは第一等の船の親柱に任命されたが、その船はいつでも世界じゅうぎまわれるというりっぱな船だ。ほかの枝も、それぞれの職場しょくばにおちついている。
あいするおまへちゝ、おまへはゝ、おまへつま、おまへ、そしておほくのおまへ兄妹きやうだいたちが、土地とちはれ職場しょくばこばまれ、えにやつれ、しばり、こぶしにぎって、とほきたそらげるにくしみの