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置處
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おきどころ
ふりがな文庫
“
置處
(
おきどころ
)” の例文
新字:
置処
幼君
(
えうくん
)
は
眞顏
(
まがほ
)
にて、「
苦
(
くる
)
しからず、
早
(
はや
)
遣
(
つか
)
はせ」と
促
(
うなが
)
し
給
(
たま
)
ふ。さては
仔細
(
しさい
)
のあることぞと
籠中
(
かごのなか
)
の
人
(
ひと
)
に
齎
(
もた
)
らせたり。
彼男
(
かのをとこ
)
太
(
いた
)
く
困
(
こう
)
じ、
身
(
み
)
の
置處
(
おきどころ
)
無
(
な
)
き
状
(
さま
)
にて、
冷汗
(
ひやあせ
)
掻
(
か
)
きてぞ
畏
(
かしこま
)
りたる。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
身
(
み
)
の
置處
(
おきどころ
)
ないまでに、
右
(
みぎ
)
から、
左
(
ひだり
)
から、
路
(
みち
)
をせばめられて、しめつけられて、
小
(
ちひ
)
さく、
堅
(
かた
)
くなつて、おど/\して、
其癖
(
そのくせ
)
、
驅
(
か
)
け
出
(
だ
)
さうとする
勇氣
(
ゆうき
)
はなく、
凡
(
およ
)
そ
人間
(
にんげん
)
の
歩行
(
ほかう
)
に、ありツたけの
遲
(
おそ
)
さで
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
處
部首:⾌
11画
“置”で始まる語句
置
置炬燵
置去
置土産
置床
置文
置物
置屋
置処
置毒