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総立
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そうだち
ふりがな文庫
“
総立
(
そうだち
)” の例文
式長はムネ・シユリイである。ヱベエル、ララの二女優が文豪を讃歎する二篇の詩を交代に歌つて満場
総立
(
そうだち
)
の拍手の中に式が終つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
忽ち多くの病室へ
伝
(
つたは
)
つて、患者は
総立
(
そうだち
)
。『放逐して
了
(
しま
)
へ、今直ぐ、それが出来ないとあらば
吾儕
(
われ/\
)
挙
(
こぞ
)
つて御免を蒙る』と
腕捲
(
うでまく
)
りして院長を
脅
(
おびやか
)
すといふ騒動。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
里言
(
さとことば
)
にこれを雁の
総立
(
そうだち
)
といふ。雁の
備
(
そなへ
)
ある事
軍陣
(
ぐんぢん
)
の
如
(
ごと
)
し、
余
(
よ
)
の
鳥
(
とり
)
になき事也、他国の雁もしかならん。
田舎人
(
ゐなかうど
)
には
珍
(
めづら
)
しからねど
都会
(
とくわい
)
の人の
話柄
(
はなしぐさ
)
にいへり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
居合せましたもの
総立
(
そうだち
)
になって、床下まで
覗
(
のぞ
)
きましたが、どれも札をつけて預りました穿物ばかり、それらしいのもござりませぬで、
希有
(
けう
)
じゃと申出しますと、いや案内に立った唯今の女は
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
船中に居ります罪人は
何
(
いず
)
れも大胆不敵の
曲者
(
くせもの
)
でありますが、
流石
(
さすが
)
に
面
(
おもて
)
に一種の
愁
(
うれい
)
を帯び、
総立
(
そうだち
)
に立上りまして、
陸
(
おか
)
を見上げる
体
(
てい
)
を見るより、河岸に
居
(
お
)
る親戚故旧の人々はワッ/\と声を放って泣叫ぶ。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
○ 雁の
総立
(
そうだち
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
総
常用漢字
小5
部首:⽷
14画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“総”で始まる語句
総
総身
総帥
総髪
総角
総督
総出
総領
総々
総毛立