トップ
>
細流
>
せゝらぎ
ふりがな文庫
“
細流
(
せゝらぎ
)” の例文
伸上
(
のびあが
)
る
背戸
(
せど
)
に、
柳
(
やなぎ
)
が
霞
(
かす
)
んで、こゝにも
細流
(
せゝらぎ
)
に
山吹
(
やまぶき
)
の
影
(
かげ
)
の
映
(
うつ
)
るのが、
繪
(
ゑ
)
に
描
(
か
)
いた
螢
(
ほたる
)
の
光
(
ひかり
)
を
幻
(
まぼろし
)
に
見
(
み
)
るやうでありました。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
岩角
(
いはかど
)
、
木株
(
こかぶ
)
、
細流
(
せゝらぎ
)
を
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
山家
(
やまが
)
、
村里
(
むらざと
)
は
薄紅
(
うすくれなゐ
)
の
蕎麥
(
そば
)
の
霧
(
きり
)
、
粟
(
あは
)
の
實
(
み
)
の
茂
(
しげ
)
れる
中
(
なか
)
に、
鶉
(
うづら
)
が
鳴
(
な
)
けば
山鳩
(
やまばと
)
の
谺
(
こだま
)
する。
掛稻
(
かけいね
)
の
香
(
か
)
暖
(
あたゝ
)
かう、
蕪
(
かぶら
)
に
早
(
はや
)
き
初霜
(
はつしも
)
溶
(
と
)
けて、
細流
(
せゝらぎ
)
に
又
(
また
)
咲
(
さ
)
く
杜若
(
かきつばた
)
。
晝
(
ひる
)
の
月
(
つき
)
を
渡
(
わた
)
る
雁
(
かり
)
は、また
戀衣
(
こひぎぬ
)
の
縫目
(
ぬひめ
)
にこそ。
五月より
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“細流”の意味
《名詞》
川などの細い流れ。
(出典:Wiktionary)
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
“細流”で始まる語句
細流小溝