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精霊棚
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しょうりょうだな
ふりがな文庫
“
精霊棚
(
しょうりょうだな
)” の例文
旧字:
精靈棚
真菰
(
まこも
)
の
精霊棚
(
しょうりょうだな
)
、
蓮花
(
れんげ
)
の形をした
燈籠
(
とうろう
)
、
蓮
(
はす
)
の葉やほおずきなどはもちろん、珍しくも
蒲
(
がま
)
の穂や、
紅
(
べに
)
の
花殻
(
はながら
)
などを売る露店が
試験管
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
今日
(
きょう
)
しも盆の十三日なれば、
精霊棚
(
しょうりょうだな
)
の
支度
(
したく
)
などを致して仕舞ひ、
縁側
(
えんがわ
)
へ
一寸
(
ちょっと
)
敷物を敷き、
蚊遣
(
かやり
)
を
燻
(
くゆ
)
らして新三郎は
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
その晩も、小一按摩が、御当家へ、こッつりこッつりと入りまして、お帳場へ、
精霊棚
(
しょうりょうだな
)
からぶら下りましたように。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今日しも盆の十三日なれば
精霊棚
(
しょうりょうだな
)
の
支度
(
したく
)
などを致してしまい、縁側へちょっと敷物を敷き、
蚊遣
(
かやり
)
を
薫
(
くゆ
)
らして、新三郎は白地の
浴衣
(
ゆかた
)
を着、
深草形
(
ふかくさがた
)
の
団扇
(
うちわ
)
を片手に蚊を払いながら
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
中部以西の盆の
精霊棚
(
しょうりょうだな
)
には、この白い米の水のかわりに、
鉢
(
はち
)
に水を入れたものを具え、ミソハギの枝をもって供物の上にふり掛け、または墓参の往復にもこれを路上に注ぐが
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
盆が来て、みそ
萩
(
はぎ
)
や
酸漿
(
ほおづき
)
で
精霊棚
(
しょうりょうだな
)
を飾るころには、私は子供らの母親の
位牌
(
いはい
)
を旅の
鞄
(
かばん
)
の中から取り出した。宿屋ずまいする私たちも
門口
(
かどぐち
)
に出て、宿の人たちと一緒に
麻幹
(
おがら
)
を
焚
(
た
)
いた。
嵐
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
箕輪のお時の家でも仏壇に
精霊棚
(
しょうりょうだな
)
を作って、
茄子
(
なす
)
の牛や
瓜
(
うり
)
の馬が供えられた。かわらけの
油皿
(
あぶらざら
)
には燈心の灯が微かに揺らめいていた。六十ばかりの痩せた僧が仏壇の前で
棚経
(
たなぎょう
)
を読んでいた。
箕輪心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
精霊棚
(
しょうりょうだな
)
を設けて亡魂を迎える人はやはり今でもあるのである。これがある限り日本はやはり日本である。そんな事を話しながら一九三三年の銀座を歩くのであった。
試験管
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
新三郎は
精霊棚
(
しょうりょうだな
)
の
準備
(
したく
)
ができたので、縁側へ敷物を敷き、そして、
蚊遣
(
かやり
)
を
焚
(
た
)
いて、深草形の
団扇
(
うちわ
)
で蚊を追いながら月を見ていた。それは盆の十三日のことであった。
円朝の牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“精霊棚”の解説
精霊棚(しょうりょうだな)は、日本の習俗的行事のお盆において先祖、精霊を迎えるための棚。
盆棚とも。
(出典:Wikipedia)
精
常用漢字
小5
部首:⽶
14画
霊
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
棚
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
“精霊”で始まる語句
精霊
精霊主義
精霊様
精霊舟
精霊界
精霊祭
精霊船
精霊迎
精霊飯
精霊蜻蛉