“深草形”の読み方と例文
読み方割合
ふかくさがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白地の浴衣ゆかたを着深草形ふかくさがた団扇うちわを片手に蚊を払ひながら、え渡る十三日の月を眺めて居ますと、カラコンカラコンと珍らしく駒下駄こまげたの音をさせて
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
今日しも盆の十三日なれば精霊棚しょうりょうだな支度したくなどを致してしまい、縁側へちょっと敷物を敷き、蚊遣かやりくゆらして、新三郎は白地の浴衣ゆかたを着、深草形ふかくさがた団扇うちわを片手に蚊を払いながら