かんざ)” の例文
流して打歡うちよろこび是迄種々いろ/\と厚く御世話にあづかりし上只今の其御言葉ことば此御おんいのちかへてもはうがたし實は御さつしの通りわづか路銀ろぎんつかつくし此程はくしかんざしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持行もちゆきせければ利兵衞の妻は見覺えのあるおきくかんざしなるゆゑおほいおどろき夫利兵衞にかくげしに利兵衞も是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見て此品は一昨夜我等方へ盜賊たうぞくしのびいつぬすまれし娘がかんざしなり如何して手に入しやと問ければ與兵衞大に肝を潰し彼旅籠屋の客人きやくじんよりかひたりと答ふるに利兵衞はた横手よこて
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)