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笑顔
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わらいがお
ふりがな文庫
“
笑顔
(
わらいがお
)” の例文
旧字:
笑顏
其の人が着物を着替る時に、紺縮緬の胴巻がバタリと落ちたら慌てゝ
匿
(
かく
)
すから、
私
(
わっし
)
ア取りやアしないったら、ニヤリと
笑顔
(
わらいがお
)
をして居たが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ドアが
開
(
あ
)
いて、
庶務
(
しょむ
)
の
北川
(
きたがわ
)
が入って来た。株式会社
西村
(
にしむら
)
電気商会主の西村
陽吉
(
ようきち
)
は、灰皿の上に葉巻を置いて、クルリと廻転
椅子
(
いす
)
を
廻
(
まわ
)
し
笑顔
(
わらいがお
)
を向けた。
五階の窓:01 合作の一(発端)
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「もとは
柳橋
(
やなぎばし
)
にいた奴だよ、今は、
駒形堂
(
こまがたどう
)
の傍に、
船板塀
(
ふないたべい
)
に
見越
(
みこし
)
の
松
(
まつ
)
と云う寸法だ、しかも、それが
頗
(
すこぶ
)
るの美と来てるからね」と小声で云って
笑顔
(
わらいがお
)
をした。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「ですから行きますよ。少し気分が
快
(
よ
)
くなったら
急度
(
きっと
)
行きます」お島は涙を拭きながら、
漸
(
やっ
)
と
笑顔
(
わらいがお
)
を見せた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
(旦那のここに居るのがどないして知れた、何や、)とまた怒鳴って、(
判然
(
はっきり
)
ぬかしおれ。何や? 番頭が……ふ、ふ、ふ、ふん、)と
嘲
(
あざ
)
けるような、あの、
凄
(
すご
)
い
笑顔
(
わらいがお
)
。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
Mは膝ほどある水の中に
幾分
(
いくぶん
)
か腰をかがめたなり、日に焼けた
笑顔
(
わらいがお
)
をふり向けて見せた。
海のほとり
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「うん、大丈夫だよ」父親は
強
(
し
)
いて笑顔をつくった。セメントのように硬い
笑顔
(
わらいがお
)
だった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「なんだ。
馬鹿
(
ばか
)
な。」男はこう云って女を引っ張って、
側
(
そば
)
へ腰を掛けさせた。そして
笑顔
(
わらいがお
)
をして女を見て
接吻
(
せっぷん
)
した。この女はいつも暖かい、柔かに肥えた唇をしているのである。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
守は彼女のこういう
笑顔
(
わらいがお
)
を今まで一度も見たことがなかったので、このおばさんにも、こんな表情があったのかしらと、何か発見でもしたような感じであった。
妖虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
お累は大病でございます、
何卒
(
どうか
)
お累の病気全快を願います、新吉と手を切りまして、一つ処へ親子三人寄って
笑顔
(
わらいがお
)
を見て私も
死度
(
しにと
)
うございます、何卒お
護
(
まも
)
りなすって下さいまし
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
帆村は、はじめて
笑顔
(
わらいがお
)
になった。
宇宙戦隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
能く考えて御覧、都合の
好
(
い
)
い時分に何か買って行って、これをおたべ、これをお着と云って菓子の
折
(
おり
)
か
反物
(
たんもの
)
の一反も持って
行
(
ゆ
)
けばニコ/\
笑顔
(
わらいがお
)
をするけれども、少し鼻薬が廻らなければ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“笑顔”の意味
《名詞》
笑顔(ショウガン えがお)
笑い顔。えがお。
(出典:Wiktionary)
“笑顔(微笑み)”の解説
ほほえみ(漢字表記では「微笑み」あるいは「頬笑み」、it: sorriso、fr: sourire、en: smile)とは、ほほえむことで、ほほえむとは声をたてずに、にこりと笑うこと。「微笑(びしょう)」とも。また、ほほえんでいる顔は笑顔(えがお)とも呼ばれる。近代では、"微笑の笑み"という言葉も存在している。
(出典:Wikipedia)
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“笑顔”で始まる語句
笑顔造