トップ
>
私
>
あたい
ふりがな文庫
“
私
(
あたい
)” の例文
番「
打
(
ぶ
)
たいでも
宜
(
え
)
え、
私
(
あたい
)
は理の当然をいうのや、お嬢
様
(
さま
)
を殺して
金子
(
かね
)
を取ったという訳じゃないが、
然
(
そ
)
う思われても是非がないと云うのや」
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「可いよ、可いよ、
私
(
あたい
)
、私はね、こんなうつくしい蒲団に坐る乞食なの。国ちゃん、お
菰
(
こも
)
敷いてるんじゃないや。うつくしい蒲団に坐る乞食だからね。」
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
懷手をした儘で長火鉢の向うに坐つて「だけどねえ、姉さん、姉さんが行つてしまふと
私
(
あたい
)
淋しいわ」
俳諧師
(旧字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
「何だかそんなこといっていたけれど、
私
(
あたい
)
あんな男
大嫌
(
だいきら
)
いさ。」
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
で
仔細
(
しさい
)
を
聞
(
き
)
いて、
妙
(
めう
)
に
弱
(
よわ
)
い
方
(
はう
)
へ
味方
(
みかた
)
する、
江戸
(
えど
)
ツ
子
(
こ
)
の
連中
(
れんぢう
)
が、
私
(
わたし
)
も
會費
(
くわいひ
)
を
出
(
だ
)
すよ、
私
(
あたい
)
だつて。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
障子の間から突き出して「姉さん、五十嵐さんあれから來ないの。隨分ね。だけどもうたつた一月だわ。お樂しみね。あゝ/\
私
(
あたい
)
なんかつまらないわ。まだ一年半もあるんだもの」
俳諧師
(旧字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
深川の芸者に残らず着て貰いたい、恥を掻いて間が悪いから吉田の顔を立って着ておくれという、おゝ嬉しいこと、吉田さん
私
(
わたし
)
が着よう、
私
(
あたい
)
も着ようと深川の芸者が残らず羽織を着たから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ぢや
私
(
あたい
)
のお父ちやん
嘘吐
(
うそつ
)
きだ。私を
瞞
(
だま
)
したんだ。」
チビの魂
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「
皆
(
みんな
)
で、
余所
(
よそ
)
の叔父さんと、兄さんと、染ちゃんと、皆でね、お酒を飲んでそうして遊んでいるの、
賑
(
にぎや
)
かだよ。
私
(
あたい
)
ばかり寂しいの、一所に遊びたいんだけれど、お寝、お寝って言うもの。」
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そうじゃあなくッて、
私
(
あたい
)
床ン中に入ってからね、
母様
(
おっかさん
)
が居なくッて寂しくッて寝られないんだ。伯母さんも、染ちゃんも、余所の人も
皆
(
みんな
)
おもしろそうだよ。賑かなの。私一人寂しいんだ。」
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“私”の意味
《人称代名詞》
(わたし、わたくし)一人称。
(出典:Wiktionary)
“私”の解説
私(し、わたくし)は、仕事場などの社会的集団の中における人間の属性と対比して、一個人としての属性を示すときに用いられる言葉である。
この意味における反対語は公(こう、おおやけ)である。例えば、「私用」は仕事に関係のない行動や物品を指し、「公用」はもっぱら仕事上の行動や仕事に用いる物品を指す。
(出典:Wikipedia)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
“私”を含む語句
私等
私語
私達
私通
私生児
私共
私宅
私室
私娼
私部
私刑
私窩子
歇私的里
私娼窟
私曲
私家
私怨
私事
私淑
私方
...