トップ
>
白絹
>
しろぎぬ
ふりがな文庫
“
白絹
(
しろぎぬ
)” の例文
格好のいい
芙蓉峰
(
ふようほう
)
が遥か彼方に
聳
(
そび
)
えている。その
裾
(
すそ
)
を
繞
(
めぐ
)
って東から西へと、秋の太陽の光線を反射させて銀色に光る
白川
(
しらかわ
)
が、
白絹
(
しろぎぬ
)
を
晒
(
さら
)
したようにゆったりと流れている。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
そういって青竜王は、ジュリアをソッとその
白絹
(
しろぎぬ
)
の上に横たえた。——右の
上膊
(
じょうはく
)
に、喰い切ったような傷口があって、そこから鮮かな血を
噴
(
ふ
)
いているのが発見されたのもこの時だった。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
遙
(
は
)
る/″\
本國
(
ほんごく
)
から
携
(
たづさ
)
へて
來
(
き
)
た三百
餘反
(
よたん
)
の
白絹
(
しろぎぬ
)
をば、
悉皆
(
すつかり
)
使用
(
しよう
)
してしまつた
相
(
さう
)
だ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
怪
(
あや
)
しさよと
計
(
ばか
)
り
敏
(
さとし
)
は
燈下
(
とうか
)
に
腕
(
うで
)
を
組
(
く
)
みしが、
拾
(
ひろ
)
ひきしは
白絹
(
しろぎぬ
)
の
手巾
(
はんけち
)
にて、
西行
(
さいぎやう
)
が
富士
(
ふじ
)
の
烟
(
けむ
)
りの
歌
(
うた
)
を
繕
(
つく
)
ろはねども
筆
(
ふで
)
のあと
美
(
み
)
ごとに
書
(
か
)
きたり、いよいよ
悟
(
さとり
)
めかしき
女
(
をんな
)
、
不思議
(
ふしぎ
)
と
思
(
おも
)
へば
不思議
(
ふしぎ
)
さ
限
(
かぎ
)
りなく
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と、いきなり
白絹
(
しろぎぬ
)
の蒲団がパッとはねあがった。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
白絹
(
しろぎぬ
)
をつかっているという
贅沢
(
ぜいたく
)
さだった。
麻雀殺人事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
絹
常用漢字
小6
部首:⽷
13画
“白絹”で始まる語句
白絹也
白絹帳中皓體畢呈