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アトリエ
ふりがな文庫
“
画室
(
アトリエ
)” の例文
旧字:
畫室
ロオランスの出るジユリヤンの
画室
(
アトリエ
)
の前にある
珈琲店
(
カフエエ
)
で皆𤍠い
珈琲
(
カフエエ
)
と
麺麭
(
パン
)
とを取つて
廉
(
やす
)
い
朝飯
(
あさめし
)
を腰も掛けずに
済
(
すま
)
せた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
それは熊岡氏の
画室
(
アトリエ
)
から小鼓の
音
(
ね
)
が聞え出すと、帽子掛から
帽子
(
しやつぽ
)
をそつと取りあげて、鼠のやうにこそ/\逃げ出してしまふのだ。それに気づいた或る友達が
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
二人の私服に挾まれて、
画室
(
アトリエ
)
衣の青年が黙然と
莨
(
たばこ
)
を喫らしている。——それが厨川朔郎だった。
後光殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
ロオランスの教へに来る
画室
(
アトリエ
)
を参観に
行
(
ゆ
)
かうと徳永に約束がしてあつたので珍らしく
早起
(
はやおき
)
をした。
其
(
その
)
晩には薄い初雪が降つた程朝から寒い日であつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
どんなお天気のいゝ日でも、鳶が空で気まぐれな唄をうたつてゐる日でも、
画室
(
アトリエ
)
の窓から入つて来る満谷氏の
謡曲
(
うたひ
)
を聴くと、妙に気が滅入つてどうしても筆が進まない。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
近頃
巴里
(
パリイ
)
では
斯
(
か
)
う云ふ新しい画家の
画室
(
アトリエ
)
へ通ふ青年画家が月
毎
(
ごと
)
に
殖
(
ふ
)
えて
行
(
ゆ
)
く
相
(
さう
)
だ。
尤
(
もつと
)
も長谷川は
斯
(
か
)
う言つて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
すると、熊岡氏の
画室
(
アトリエ
)
から
小鼓
(
こつゞみ
)
の
音
(
ね
)
がぽんぽん聞え出した。狸の
腹鼓
(
はらつゞみ
)
のやうな
音
(
おと
)
である。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
洋画家の
満谷
(
みつたに
)
国四郎氏はこの
頃
(
ごろ
)
謡曲に夢中になつて、
画室
(
アトリエ
)
で裸体画の
素描
(
デツサン
)
を
行
(
や
)
る時にも、「今はさながら
天人
(
てんにん
)
も
羽根
(
はね
)
なき鳥の如くにて……」と
低声
(
こごゑ
)
で
謡
(
うた
)
ひ出すのが癖になつてゐる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
六階の
画室
(
アトリエ
)
に居ることを忘れて
梅原良三郎氏のモンマルトルの画室
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
そして
広々
(
ひろ/″\
)
とした
画室
(
アトリエ
)
は
梅原良三郎氏のモンマルトルの画室
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
画
常用漢字
小2
部首:⽥
8画
室
常用漢字
小2
部首:⼧
9画
“画”で始まる語句
画
画家
画工
画布
画策
画餅
画師
画筆
画帖
画舫