“アトリエ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
画室55.6%
製作室22.2%
仕事場11.1%
工房11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは熊岡氏の画室アトリエから小鼓のが聞え出すと、帽子掛から帽子しやつぽをそつと取りあげて、鼠のやうにこそ/\逃げ出してしまふのだ。それに気づいた或る友達が
右のかかりに鼠色のペンキで塗つた五坪位の平屋ひらやがある。硝子窓が廣く開けられて入口に石膏の白い粉が散ばつて居るので、一見製作室アトリエである事を自分達は知つた。
巴里の旅窓より (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
斎室レフェクトアールで食事をすることも、仕事場アトリエで働くことも、じぶんの独房セリュウルにいることも、聖堂で弥撒ミサを聴くことも出来ないとすればあなたいったいどこに住んでいるんですか」
葡萄蔓の束 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
白楊ポプラの防風林をひかえた丘の蔭には牛乳を搾ったり牛酪バタ乾酪チーズをこしらえる「仕事場アトリエ」と呼んでいる三棟ばかりの木造の建物。雲の塊のような緬羊が遊んでいる広い牧場。
葡萄蔓の束 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
第四の場処「狂画家の工房アトリエ」——これも困る。