“製作室”の読み方と例文
読み方割合
アトリエ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は良人をつとと相談をして夫人への土産みやげだけを出し、その弟子に托して名残なごり惜しい製作室アトリエを出て引き返さうとした。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
右のかかりに鼠色のペンキで塗つた五坪位の平屋ひらやがある。硝子窓が廣く開けられて入口に石膏の白い粉が散ばつて居るので、一見製作室アトリエである事を自分達は知つた。
巴里の旅窓より (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
卓や棚の上にも大小の製作がとおばかり載つて居る。十五畳敷程の広さだ。そのおも製作室アトリエ巴里パリイにあるとしても、これがロダン翁程の大家の製作室アトリエかと驚く外は無い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)