“がしつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
画室100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その画室がしつなかほどに、煙草盆たばこぼんをはさんで、春信はるのぶとおせんとが対座たいざしていた。おせんのうぶこころは、春信はるのぶ言葉ことばにためらいをせているのであろう。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
めるのもきかずにまつろうのようになってってしまったあと画室がしつには、春信はるのぶがただ一人ひとりおこののいてったおびまえにして、茫然ぼうぜん煙管きせるをくわえていたが
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
あかとんぼが障子しょうじへくっきりかげうつした画室がしつは、きん砂子すなこらしたようにあかるかった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)