田氏でんし)” の例文
かつては呂布のために、曹操の陣へ、反間はんかんの偽書を送って、曹軍に致命的な損害を与えた土地の富豪の田氏でんしであった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
晏嬰あんえいすなは田穰苴でんじやうしよすすめていはく、『穰苴じやうしよ田氏でんし(四)庶孽しよげつなりといへども、しかれども其人そのひとぶんしうけ、てきおどす。ねがはくはきみこれこころみよ』
景公けいこう諸大夫しよたいふかうむかへ、ねぎられいし、しかのちかへつて(三二)しんかへる。すでにして穰苴じやうしよたつとんで大司馬たいしばす。田氏でんしもつ益〻ますますせいたつとし。
「この土地に、田氏でんしという旧家があります。ごぞんじですか」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)