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生埋
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いきうめ
ふりがな文庫
“
生埋
(
いきうめ
)” の例文
半「そんな事を云ってもいかんよ、悪事を平気な泥坊とはいいながら、目を
眩
(
まわ
)
した
儘
(
なり
)
お蘭さんを此の本堂の下の
石室
(
いしむろ
)
の中へ
生埋
(
いきうめ
)
にしたね」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そうして遠くから見ると、砂の中へ
生埋
(
いきうめ
)
にされた人間のように、頭だけ地平線の上に出していた。支那人の中には、実際生埋になって
湯治
(
とうじ
)
をやるものがある。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それによると、この女はさる大官の一人娘だつたが、
流行病
(
はやりやまひ
)
にかゝつたので、その頃の
習慣
(
ならはし
)
通り、まだ息を引取らぬうち
生埋
(
いきうめ
)
にしたものだといふ事が判つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
頃来
(
このごろ
)
書肆駸々堂主人一小冊を携えて来り、居士に一言を
冠
(
かん
)
せん事を望む、受て之を
閲
(
けみ
)
すれば、即ち三遊亭圓朝氏の
演
(
えん
)
ぜし
人情談話
(
にんじょうばなし
)
、
美人
(
びじん
)
の
生埋
(
いきうめ
)
を筆記せるものなり。
松の操美人の生埋:01 序
(新字新仮名)
/
宇田川文海
(著)
……歌がきこえる、
生埋
(
いきうめ
)
になつた
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
生埋
(
いきうめ
)
の一行
地中魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
何うも生きて居ては操が立たんから自害をさしてくれと云った、な、これ
仮令
(
たとい
)
悪事を知ったとて人を
生埋
(
いきうめ
)
にするような
人非人
(
にんぴにん
)
の其の方でも
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
簀巻
(
すまき
)
にして川へ
投
(
ほう
)
り込むか、
生埋
(
いきうめ
)
にして
憂目
(
うきめ
)
を見せて遣ります、姉さん今にお医者様が来ますから、確かりしてお呉んなさい
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
半「成らんも成るもあるものか、
能
(
よ
)
くもお蘭さんを
生埋
(
いきうめ
)
にしやアがったな、此の坊主、
太
(
ふて
)
え奴だ、お蘭さんの代りに此の中へ
這入
(
へえ
)
れ、間抜めが」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何
(
なん
)
でしょうか
生埋
(
いきうめ
)
にするなどというと、
私
(
わっち
)
も人情として誠に困りますがねえ、何を悪い事をしたか、
何
(
どう
)
云う訳ですえ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
真桑瓜は腹の
空
(
す
)
いた時の
凌
(
しの
)
ぎになる腹に
溜
(
たま
)
る物だが、うっかり取る処を人に見られゝば、
野暴
(
のあらし
)
の刑で
生埋
(
いきうめ
)
にするか川に
簀巻
(
すまき
)
にして
投
(
ほう
)
り込まれるか知れんから、
一個
(
ひとつ
)
揉
(
も
)
ぎって食う事も出来ぬが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
埋
常用漢字
中学
部首:⼟
10画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死