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滊船
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ふね
ふりがな文庫
“
滊船
(
ふね
)” の例文
伊豆通ひの
滊船
(
ふね
)
が、
滊笛
(
きてき
)
を低く
呻吟
(
うな
)
らせて通り過ぎると、その餘波にゆられて、ゆらゆらしながら
佃のわたし
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
私
(
わたくし
)
と
同
(
おな
)
じ
滊船
(
ふね
)
で、はる/″\
日本
(
につぽん
)
へ
歸國
(
きこく
)
の
途中
(
とちう
)
、
暗黒
(
あんこく
)
なる
印度洋
(
インドやう
)
の
眞中
(
たゞなか
)
で
恐
(
おそ
)
る
可
(
べ
)
き
海賊船
(
かいぞくせん
)
の
襲撃
(
しふげき
)
に
遭
(
あ
)
ひ、
不運
(
ふうん
)
なる
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
沈沒
(
ちんぼつ
)
と
共
(
とも
)
に、
夫人
(
ふじん
)
の
生死
(
せいし
)
は
未
(
ま
)
だ
私
(
わたくし
)
には
分
(
わか
)
らぬ
次第
(
しだい
)
だが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
最早
(
もはや
)
起上
(
おきあが
)
る
勇氣
(
ゆうき
)
もない、『えい、
無益
(
だめ
)
だ/\、
糧食
(
かて
)
は
盡
(
つ
)
き、
滊船
(
ふね
)
は
見
(
み
)
えず、
今更
(
いまさら
)
たよる
島
(
しま
)
も
無
(
な
)
い。』と
思
(
おも
)
はず
叫
(
さけ
)
んだが、
不圖
(
ふと
)
傍
(
かたわら
)
に
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
が
安
(
やす
)
らかに
眠
(
ねむ
)
つて
居
(
を
)
るのに
心付
(
こゝろつ
)
き、や、
詰
(
つま
)
らぬ
事
(
こと
)
をと
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
『
何會社
(
どこ
)
の
滊船
(
ふね
)
だらう。』
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
滊
部首:⽔
13画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“滊”で始まる語句
滊車
滊笛
滊角
滊罐
滊‐機