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注
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と
ふりがな文庫
“
注
(
と
)” の例文
孫はそれを見てもし自分が鸚鵡になることができたなら、飛んで女の室へ往けるのだと思った。そして心をそれに
注
(
と
)
めていた。
阿宝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
イエスは富める真面目な青年に
愛
(
いつく
)
しみの目をそそぎ給うたごとく、これらの貧しき素朴なる青年弟子にも愛しみの目を
注
(
と
)
めて
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
何か探そうとして机の
抽斗
(
ひきだし
)
を開け、
中
(
うち
)
に
納
(
い
)
れてあッた年頃五十の上をゆく白髪たる老婦の写真にフト眼を
注
(
と
)
めて、我にもなく
熟々
(
つらつら
)
と
眺
(
なが
)
め入ッた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
けれどまず第一に人の眼に
注
(
と
)
まるのは夜目にも
鮮明
(
あざやか
)
に若やいで見える一人で、言わずと知れた
妙齢
(
としごろ
)
の
処女
(
おとめ
)
。
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
お勢は紳士にも貴婦人にも眼を
注
(
と
)
めぬ代り、束髪の令嬢を穴の開く程
目守
(
みつ
)
めて一心不乱、
傍目
(
わきめ
)
を触らなかった、
呼吸
(
いき
)
をも
吻
(
つ
)
かなかッた、母親が物を言懸けても返答もしなかった。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
お政は菊細工には
甚
(
はなは
)
だ冷淡なもので、唯「綺麗だことネー」ト云ッてツラリと
見亘
(
みわた
)
すのみ。さして眼を
注
(
と
)
める様子もないが、その代りお勢と同年配頃の娘に逢えば、
叮嚀
(
ていねい
)
にその
顔貌風姿
(
かおかたち
)
を
研窮
(
けんきゅう
)
する。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“注”の意味
《名詞》
(チュウ、註の書き換え)注釈の略。
(出典:Wiktionary)
“注(
注釈
)”の解説
注釈(註釈、ちゅうしゃく、en: annotation)または注解(註解、ちゅうかい)とは、文章や専門用語について補足・説明・解説するための文書や語句。
本項では、古典や経典における注釈書(ちゅうしゃくしょ、en: commentary)についても扱う。
(出典:Wikipedia)
注
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
“注”を含む語句
注意
不注意
水注
注意書
注視
注射
注連縄
注文
集注
御注意
注連
注進
注意深
注連繩
注連飾
問注所
傾注
奔注
御注進
御注
...