毎朝まいてう)” の例文
これから毎朝まいてう鱷ののどへ曲つた金属のくだを插してその中からコオフイイや茶やスウプや柔かにしたパンを入れてくれると云ふ事になつた。
それわしごふふかくてさとれないのだとつて、毎朝まいてうかはやむかつて禮拜らいはいされたくらゐでありましたが、のちにはあのやうな知識ちしきになられました。これなどもつとれいです
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
これより旬日じゆんじつまへまでは、前田まへだ加賀守かがのかみ治脩公ちしうこう毎朝まいてうかゝすことなくあさひ禮拜らいはいなしたまふに、たゞ寂寞せきばくたるはかしたに、金城きんじやう蒼生たみみなねむりて、彌望びばう極顧きよくこ活色くわつしよくなく、したちか鍛冶屋かぢやにて
鉄槌の音 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
既にその高品の心なる事を示し、追ひ払はれたる後に後悔の言葉、または末段の「虚言いつはりを云ふまじと、毎朝まいてう天道氏神を祈りしかども、若き者の悲しさは、只今非業にしなんとは思ひも寄らず」
「歌念仏」を読みて (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
何れこれからは毎朝まいてう新聞記者が群をなして来て、このブリツキの盤の周囲まはりを取り巻いて、最近の海外電報に対する僕の意見を聞くだらう。